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「ドリーム2」 「ドリーム1」大特集
https://gbring.com/closeup/closeup.htm

・熊久保、高島学がDREAM.2を本音炸裂の大予想で斬る!
・前田日明がドリーム1の全試合を語る、高阪剛がライト級GPを占う、他多数。


【ドリーム】激闘続きのライト級GPを勝ち残ったのは宇野、川尻、アルバレス!大会後に川尻が宇野に対戦要求

2008/05/11


FEG
「DREAM.3 ライト級GP2008 2ndROUND」
2008年5月11日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場15:00 開始16:00
観衆=21,789人


▼第8試合 ライト級GP 二回戦 1R10分・2R5分
宇野 薫(和術慧舟會東京本部)
一本 2R1分39秒 ※チョークスリーパー
石田光洋(T-BLOOD)
※宇野がFINALに進出

 2回戦から推薦枠として出場する宇野に対し、「納得がいかない」と不満をぶつけた石田。今夜のメインイベントは試合前から様々な遺恨を生んだ一戦となった。

 石田は「やれんのか!」のロゴが入ったパーカーを来ての入場。宇野は小さく息を吐き出し、いつも以上に険しい表情で花道を歩く。注目の日本人対決を制すのはどっちだ?

 1R、シューズを履いている宇野。互いにサウスポーに構え、ジャブを突いて距離を測る。石田がパンチのフェイントから左ローを蹴る。宇野も同じようにパンチからローを返す。インローを蹴る石田。宇野がそれをキャッチしようとするが、これがローブローとなり、宇野にインターバルが与えられる。

 再開後、石田が左ストレート。宇野がインローを蹴ると、石田もインローを返す。ここで距離が詰まると宇野が右アッパーと右フック! 石田は腰が落ちながらもタックルでテイクダウンを狙うが、宇野は倒れない。するとここで石田が鼻から大量に出血。ドクターチェックが入る。

 再開後、石田にミドルに宇野が右アッパー。さらに左ストレートから右フックを返す宇野。石田もタックルでテイクダウンを狙うが、宇野はそれを切る。石田の首をキャッチして宇野はクリンチフックとアッパー。石田をロープに押し込んでヒザ蹴りを放つ。スタンドの打撃になると宇野は石田の右に回りながら右フック。さらに右アッパーから左フックとパンチで石田を攻め込む。

 石田も右フックを振って前に出て行くが、宇野はそれを空振りさせて左ローを蹴る。果敢にタックルを仕掛ける石田だたが、宇野はそれを切る。プレッシャーをかけて前に出る宇野。石田はコーナーを背にしながらもワンツー! 宇野はそれをかわして、コーナーまでに石田を押し込む。

 ブレイク後、石田がワンツー。宇野はそれを空振りさせて右フックを打つ。ここで石田が両足タックルでテイクダウン! 石田は左右に動いてパスを狙うが、宇野はハーフガードからアームロックを狙う。そこにカウンターの腕十字を狙う石田。しかし宇野は腕を抜いて立ち上がる。右フックから左ストレートを打つ。するとここで宇野の左ストレートがヒット!

 石田はそれをもらいながらもタックル。宇野をテイクダウンすると、石田はハーフで抑えつつ、パスを狙っていく。足を利かせてそれを許さない宇野。しかし残り1分、石田がサイドポジションにつくと、背中を見せる宇野のバックにつく。宇野は石田のチョークをディフェンスしつつ、体を起こしてスイッチ! そして上のポジションを取り返す。

 2R、石田が距離をとってインロー。タックルを仕掛けるが、宇野はそれを切る。石田が宇野の立ち際にローを蹴る。宇野は左ストレートから右フック、そして左ローを蹴る。宇野の左ストレートに石田も右フック。

 ここで石田がタックルを仕掛けるが、宇野はそれを切りつつ、マウントからバックとポジションを入れ替えて、石田の首に腕を回してチョークスリーパー! これがガッチリとハイって石田がタップ。宇野が試合前の雑音を吹き飛ばす、会心の一本勝ちを収めた!

 熱戦続きとなったライト級GP2回戦だったが、大会終了後に事件が勃発! ライト級GP準決勝に駒を進めた宇野、川尻、アルバレスがリングに集結すると、盟友の石田の一本負けを目の当たりにした川尻が「PRIDEとかHERO’Sとか全く関係ないですけど、宇野薫選手、俺と戦ってください!」と宇野に対して対戦を要求したのだ。

 ここは宇野が「川尻選手、強い選手だと思います。今すぐに(対戦要求の)答えは出せないですけど、これからも応援よろしくお願いします」とかわす形となったが、新たな因縁が生まれたことは確か。試合内容で盛り上がっただけでなく、準決勝に向けても新たな熱を生む大会になった。






▼第7試合 ライト級GP 二回戦 1R10分・2R5分
エディ・アルバレス(アメリカ/Fight Factory)
判定 3−0
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントラインアカデミー)
※アルバレスがFINALに進出

 2回戦で唯一の外国人対決となった試合は優勝候補同士の激突となった。アンドレ・ジダをパンチでボコボコにしたアルバレスと朴光哲をスタンドとグラウンドで圧倒したハンセン。激闘は必至だ。

 1R、サウスポーのハンセンに対し、オーソドックスのアルバレス。じりじ前に出るハンセンに対し、アルバレスは右ローを蹴る。ここでアルバレスの右ストレートがヒット! ハンセンが尻餅をつく! 一気にパンチを落とすアルバレスだったが、ハンセンもすぐにガードポジションでそれを阻止。

 ハンセンがラバーガードでアルバレスの動きを固めてパンチを入れる。それを切って背筋を伸ばすアルバレスにハンセンは下から腕十字。アルバレスはすぐに立ち上がる。

 左ストレートを伸ばすハンセン。アルバレスは左フックから右ストレート。ハンセンがタックルから引き込みを見せるが、アルバレスは立ち上がる。右ボディストレートを打つアルバレスを首相撲に捕まえてヒザ蹴りを打つハンセン。アルバレスはそれを突き放して左右のフックを連打する。アルバレスのインローに左ストレートを合わせるハンセン。

 ハンセンも右フックを当てて前に出るが、アルバレスはハンセンの足を抱えてテイクダウン。アルバレスはハンセンの三角絞め狙いを察知して、すぐに立ち上がる。

 アルバレスのパンチをダッキングして左ストレートを返すハンセン。右フックで前に出るが、アルバレスがカウンターの右フック! この一発でハンセンが再び尻餅をつく! 一気に組んでテイクダウンをするアルバレス。しかしハンセンもハーフからフルガードに戻す。アルバレスが立ってスタンド要求すると、ハンセンはインロー。

 二人の左フックが交錯する。アルバレスのワンツーを受けながらも、テイクダウンを狙うハンセン。グラウンドで上になるのはアルバレスだったが、すぐに立ち上がる。

 スタンドに戻ると、ハンセンがテンカオ! 左フックから前に出ていくが、アルバレスがテイクダウンを奪う。ハンセンはアルバレスの両足を4の字クラッチして動きを止めて、フックガードからアルバレスの体を蹴り離して下から蹴り上げる。

 立ち上がったアルバレスは左右のフック。ハンセンも右フックから左ストレートを打つが、アルバレスがカウンターでタックルを合わせる。それを切って外掛けでテイクダウンを狙うハンセン。アルバレスは倒れない。

 スタンドではアルバレスの右ストレートとハンセンの左ストレートが交錯! アルバレスが右アッパーを突き上げれば、ハンセンが左フックから右ストレート。アルバレスも右ストレートを打ち返す。両者共に一歩も引かない激しい打撃戦となったが、2度のフラッシュダウンを奪ったアルバレスがやや有利か。

 しかし2Rに入るとハンセンが得意の寝技で猛攻を仕掛ける! テイクダウンを狙うアルバレスに対して、ギロチンチョークを仕掛けるハンセン。ガードポジションになりながらもアルバレスの手首を掴み、巴投げの要領でアルバレスの体を浮かして腕十字! 

 これはディフェンスされたハンセンだったが、グラウンドで上のポジションを取り返すと、起き上がろうとするアルバレスの動きに合わせて腕十字→オモプラッタ→アームロック! アルバレスの腕が捻じ曲がるが、アルバレスは腕を引っこ抜いて立ち上がる。

 スタンドに戻ると、アルバレスのパンチをガードして左ストレートを返すハンセン。タックルでテイクダウンを狙うアルバレスだったが、ハンセンはそれにカウンターのアームロック。これでアルバレスの体を後方に返すようにして腕十字。これも逃げるアルバレスだったが、ハンセンはしつこくアームロックを続け、再び腕十字へ! 

 これでアルバレスの腕が伸びるが、アルバレスはタップしない! 逆に腕を引っこ抜いて立ち上がるとアルバレスは手を広げて「痛くないよ」とばかりにアピールする。

 やや疲れが見えるハンセンに対し、アルバレスがパンチからタックル! さらに離れ際の左フック。ハンセンは気合を入れて前に出るが、アルバレスは右ハイと右アッパー! これで首が跳ね上がるハンセンだが左ストレート! 両者仁王立ちのまま、試合終了のゴング。総合格闘技史に残るような激闘の末、アルバレスがハンセンを判定で下した。

 試合が終わった後もファンは二人に大きな拍手。ハンセンはアルバレスに「今までで一番強かった」と言葉をかけ、アルバレスも「こんなに凄い試合は、二人がいたからこそ出来たと思う。この試合は自分とヨアキムの二人が勝者だと思う」とハンセンを称えた。


▼第6試合 ライト級GP 二回戦 1R10分・2R5分
川尻達也(T-BLOOD)
判定 3−0
ルイス・ブスカペ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
※川尻がFINALに進出

 1回戦ではブラックマンバを下した川尻。2回戦では3年前に対戦し、勝利を収めているブスカペとの再戦となった。ブスカペは入場曲に合わせて両手を広げて観客にアピールする。

 対する川尻も気合十分の表情で、じっとリングを睨みつけたまま、リングに上がった。リングアナウンサーが名前をコールする間にも、川尻とブスカペはリング中央に歩み寄りにらみ合う。

 1R、互いに距離を測る両者。ブスカペが左右のストレートで前に出てタックル。川尻がそれを切ると、ロープ際で四つ組の攻防となる。距離を取って引き込むブスカペ。川尻が寝技に応じると、ブスカペは川尻の手首を持ってスパイダーガード。

 そこから川尻の腕をたぐりながら、片足タックルでテイクダウンを狙う。川尻の足を畳んでマットに寝かせようとするブスカペ。川尻はマットに手を突いてバランスを取って立ち上がる。

 川尻をコーナーまで押し込むブスカペは、そこから片足タックル。ここでも川尻はブスカペに背中を見せながら立ち上がる。ここからブスカペは自ら川尻の足元にもぐりこんで足関節! 川尻はそれを抜いてインサイドガードで上を取る。

 川尻の手首を持ってコントロールするブスカペ。川尻はそれを切ってパンチを落とす。ブスカペの上半身を固めてパスを狙う川尻は密着して鉄槌、体を起こして右のパンチを落とす。ブスカペは反転してタックルを狙うが、川尻はそれを切ってヒザ蹴りを入れる。

 スタンドでの再開後、ブスカペの左に川尻が右ストレートのカウンター! これがクリーンヒットし、尻餅をつくブスカペ! 川尻は一気にパウンドで襲い掛かるが、ブスカペも必死に川尻の体に抱きついてガードへ引き込む。背筋を伸ばしてパンチを落とす川尻。「ドスン!」という衝撃音が響き渡る。しかしブスカペも足を利かせて、川尻の体を浮かしてスイープ狙い。背中を見せながら立ち上がる川尻をタックルで押し込んでいく。尻餅をついてマットに寝かされない川尻。コーナーを使って立ち上がったところで、ラウンド終了となった。

 2R、ブスカペが前蹴り。川尻がジャブ。ブスカペがワンツーからタックル。川尻が切って上。潜ろうとするブスカペもパウンド。そして頭を押さえながらヒザ蹴り。そしてパンチ。

 ブスカペも必死にガードに戻す。足を振って左右の連打。ブスカペも反転してタックル!立ち上がってロープまで押し込む。そして外掛けでテイクダウン。川尻がハーフからパンチ。ブスカペのタックルを切ってヒザ蹴り。ワンツーに川尻が左フック。つめて右ストレート。

 ブスカペが引き込み、川尻がパウンドとサイド。マウントを狙うがブスカペが足を担いで上を取りかけてバックへ。ブスカペはチョークを狙うが、川尻も必死のディフェンス。でもインサイドに戻してパンチ! 

 終始主導権を握り続け、判定勝利した川尻は「パンチは思い切り打ちました。みんなの分まで背負って頑張ります。青木君がいったけど、まだまだ若い子には譲れません」とマイクアピールで締めた。


▼第5試合 ウェルター級チャンピオンシップ代表者決定戦(77Kg契約)  1R10分・2R5分
ニック・ディアス(アメリカ/シーザーグレイシー柔術)
TKO 1R6分45秒 ※タオル投入
井上克也(和術慧舟會RJW)

 桜井“マッハ”速人と初代ウェルター級王者を争う相手を決める一戦。UFCでも活躍し、五味隆典からタップを奪った男(※試合後にノーコンテスト)ディアスに、元パンクラス王者の井上が挑む。

 1R、互いにサウスポーの両者。両手を前に出した独特の構えから変則的なパンチを繰り出すディアス。井上は左ストレートも返すが、ディアスの左が何度も当たる。

 前に出て距離を詰めるディアスは左ボディを連打。井上の蹴り足を突かんでパンチ、さらにクリンチアッパーとボディフックを打ち続ける。ジャブの差し合いになると、リーチで優るディアスのジャブが当たる。

 左ストレートを当てる井上に対し、ディアスは井上の首を掴んでクリンチアッパー、ボディにパンチを散らす。井上をロープに詰めるとディアスがテイクダウン。ハーフからパンチを落とす。ここから立ち上がった井上だったが、鼻から大量に出血し、ドクターチェックが入る。

 チェック後、パンチで前に出るディアス。井上の足をとってタックルでテイクダウンを狙うが、井上はマットに手をついてバランスとる。するとここでニックが井上の顔を蹴ってしまって、反則となりブレイクとなる。

 再開後、左右のストレートで前に出るディアス。井上も左ストレートを何発も当てるが、ディアスは一歩も引かない。右フックから左ストレートを返す井上。

 しかしディアスが左ストレート! そこから右アッパーから左ストレート、クリンチアッパーを突き上げる。ここまで何とか耐え続けた井上だったが、ディアスの左ストレートが当たると、足元がふらつく。するとここで井上のセコンドがタオルを投入(右写真)! ディアスがタフな井上からTKO勝利を収めた。


▼第4試合 ライト級 ワンマッチ 1R10分・2R5分
中村大介(U-FILE CAMP)
KO 2R1分05秒
チョン・ブギョン(韓国/チーム・ユン)

 田村潔司の愛弟子・中村大介と柔道銀メダリストのチョン・ブギョン。バックボーンは違えど、共に腕ひしぎ十字を得意としている両者の対決となった。

 1R、低いガードから右ローとジャブを出す中村。ブギョンは中村の右ストレートに合わせて組み付くと、そこから投げを狙う。さらに中村が背中を見せると、ブギョンはバックについてすかさず腕十字。

 中村も体を起こしてこれをディフェンスする。イノキ・アリ状態からパンチを打つ中村だが、ブギョンは下から蹴り上げ、三角絞め、そして腕十字。次々と関節技を仕掛けていくブギョンだが、中村もアキレス腱固めを狙う。

 試合がスタンドに戻ると、左右の連打で前に出るブギョン。中村をコーナーに詰めると、そこからヒザ蹴り! 中村も右フックでブギョンをなぎ倒し、グラウンドで上を取る。ハーフガードからアームロック、腕十字を狙う中村。

 するとブギョンも腕をディフェンスしながらカウンターの腕十字を仕掛ける。その後も中村が立った状態でアームロックから腕十字、飛びつき腕十字。ブギョンもそれを抜いて腕十字と、腕十字職人対決の名に違わぬ攻防が続く。

 パスガードを狙う中村に対し、それを許さないブギョン。パンチを落としながらパスガード、中村は足関節を狙う。ブギョンが立ち上がると、左フックから右ストレート。

 中村もブギョンのタックルに右ストレートを合わせる。離れた間合いからジャブを突く中村。テイクダウンを奪うブギョンだが、中村も下からヒール。ブギョンはそれを外して顔面蹴り。中村はしつこくアキレス腱固めとアンクルホールドを狙う。

 2R、中村がブギョンのタックルにアームロックを合わせて十字。ブギョンの腕が伸びるけど抜く。ブギョンの左フックに中村の右ストレート! これがカウンターで当たって、ブギョンが大の字。パンチを落としてTKO勝利。


▼第3試合 ミドル級GP リザーブマッチ 1R10分・2R5分
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
TKO 1R4分08秒 
キム・デウォン(韓国)

 猛獣マヌーフが遂にドリーム初参戦! 対戦相手は過去に一本負けしているユン・ドンシクと同じ、韓国の柔道家デウォンだ。

 1R、軽くジャブを突いて距離を測るマヌーフ。デウォンはじりじりと前に出てタックル! そのままロープまで押し込んでいく。一度はテイクダウンに失敗したデウォンだったが、必死にマヌーフをロープに押し込む。

 ブレイク後、デウォンの左にマヌーフが右クロス! これが当たるがデウォンも右フックを連打! これでマヌーフが一瞬、バランスを崩す。一気にデウォンがテイクダウンを奪い、サイドポジションでマヌーフを押さえ込む。

 しかしマヌーフも丁寧に足を戻してハーフガードへ。マヌーフはデウォンの足を抱えて持ち上げるようにしてテイクダウン。

 デウォンの足を捌くと、サイドポジションから鉄槌とヒザ蹴り! この攻撃動きが止まるデウォン! マヌーフがピンチを迎えながらも、豪快なKO勝利を収めた。「ニホン ニ コレテ ウレシイデス」とマヌーフ。今後のドリームでの飛躍を誓った。


▼第2試合 ミドル級GP 一回戦 1R10分・2R5分
ジェイソン・“メイヘム”・ミラー(アメリカ/チーム・メイヘム・ミラー)
TKO 1R6分57秒 ※レフェリーストップ
柴田勝頼(ARMS)

 青木真也もその強さを認めるミラー。サイコキャラとしても知られるミラーは、その特異なキャラクターで注目を集めた。 ミラーはセコンドにも付いた長南亮のピラニアマスクを装着して、不思議なダンスを踊りながらハイテンションのリングイン! この強豪ミラーを相手に“狂犬レスラー”柴田はどう闘う?  1R、ショートパンツの下にロングスパッツというコスチュームで試合に挑むミラーはいきなりノーガード。ワンツーの連打で前に出ると首相撲からヒザ蹴りを連打。

 柴田はミラーのタックルを切りながらフロントチョークを狙うが、ミラーは前に振り落としてグラウンドで上を取る。下から蹴り上げを狙う柴田だったが、ミラーはその足を捌いてハーフガードで上になる。そして足を抜いてミラーがマウントを奪う。

 ここでミラーはカメラに向かってVサインを作ると、そこからパンチを落とし、モンゴリアンチョップ! 柴田の脇を完全に空けさせると腕十字を狙うミラー。柴田も必死に足を入れてハーフガードに戻すが、ミラーはすぐにマウントを奪う。そしてミラーは強烈なパウンド! 

 サイドポジションに移行するミラーは、柴田の腕を自分の足で押さえてヒザ蹴り! さらに完全に柴田の腕を殺したまま、ミラーは鉄槌とヒザ蹴りを連打。必死に動く柴田だがミラーはその動きに合わせて強烈なパウンド! 最後はミラーがマウントから柴田の首をのどわで押さえつけて、パンチを落とすというえげつない攻撃でレフェリーストップを呼び込んだ。

 試合後、マイクを持ったミラーは柴田の健闘を称えると共に「ワタシ ハ バケモノ! スーパースター ニ ナル!!」と狂気のマイクアピールで勝利を締めくくった。


▲試合後にも、ラウンドガールに抱きつくなどクレイジーぶりを発揮するミラー



▼第1試合 フェザー級ワンマッチ(67Kg契約) 1R10分・2R5分
山崎 剛(GRABAKA)
判定 3−0
昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ/ライト級キング・オブ・パンクラシスト)

 KIDの参戦が予定されているフェザー級での試合は、DEEPで活躍するGRABAKA山崎と初代パンクラスライト級王者の昇侍の対戦となった。昇侍のセコンドには所英男、山崎のセコンドには三崎和雄の姿も見える。

 1R、いきなり前に出る昇侍。そして必殺の飛びヒザ蹴り! 山崎はこれをもらいながらも、片足にしがみついてテイクダウンを狙う。これを何とか切ろうとする昇侍だったが、山崎は脇を差してテイクダウンする。ハーフガードの昇侍に対し、山崎は足を抜いてパスガード。

 マウントを取った山崎は昇侍の脇を空けさせるようにして、腕十字を狙いながらコツコツとパンチを落とす。対する昇侍もブリッジで空間を作って、ガードポジションに戻す。下からでも鉄槌を入れる昇侍。そして山崎の体を蹴り離して、一気に立ち上がる。

 昇侍をロープに詰めて両足タックルでテイクダウンを狙う山崎。昇侍をマットに転がし、再びパスガードを狙う。それでも足を利かせてガードポジションをキープする昇侍は下からでもパンチを入れる。立ち上がろうとする昇侍をしつこくマットに寝かせる山崎。昇侍はブリッジを利かせて立ち上がる。

 そして四つの状態から昇侍がテイクダウン! 一気にパンチを落とし、タックルの山崎にヒザ蹴りを落とす。これをもらいながらも、山崎は必死にテイクダウン。そして山崎がパスガード、マウントポジションを奪う。しかしここで昇侍がブリッジ! インサイドガードに戻す。

 山崎の頭をコーナーに押し付けてパンチを落とす昇侍。山崎のタックルを切って、スタンドを要求する。昇侍はジャブを突きながら距離をはかり、山崎のボディに強烈なテンカオ! 胴タックルで組み付く山崎は粘る昇侍を何とかテイクダウンする。しかし昇侍は山崎の体を突き放して、立ち上がると間髪入れずにテンカオ! 

 グラウンドでは上をキープする山崎は残り時間が少なくなったところで腕十字! 昇侍の右腕が伸びるが、昇侍はタップしない。逆に腕を引っこ抜くと、その右腕でパンチを落とす。

 2R、昇侍はいきなり飛びヒザ蹴り! 山崎は両足タックルでテイクダウンを奪うが、昇侍はブリッジを利かせて上のポジションを取り返す。下になった山崎は昇侍の足元に潜ろうとするが、昇侍は山崎の顔面にヒザ蹴りを落とす。昇侍はテイクダウンされるものの、オモプラッタから立ち上がり、右ハイキック!
 
 昇侍は片足にしがみつく山崎の頭を押さえてパンチを連打! 山崎はタックルで昇侍をコーナーまで押し込むが、ブレイクとなる。再開後、昇侍がヒザ蹴り! 山崎はタックルでテイクダウン。残り45秒、山崎がハーフガードからアームロックを狙うが、極めることが出来ず試合終了となった。

 テイクダウンと寝技で試合を支配した山崎とスタンドの打撃で押した昇侍。判定は山崎に軍配が上がった。

●2008年のスケジュール

6月15日(日)横浜アリーナ 「DREAM.4 ミドル級GP2008 2ndROUND」

7月21日(月・祝)大阪城ホール 「DREAM.5 ライト級GP2008 FINAL」

9月23日(火・祝)さいたまスーパーアリーナ 「DREAM.6 ミドル級GP2008 FINAL」

「ドリーム2」 「ドリーム1」大特集
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・熊久保、高島学がDREAM.2を本音炸裂の大予想で斬る!
・前田日明がドリーム1の全試合を語る、高阪剛がライト級GPを占う、他多数。

 

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