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【PRIDE武士道】三崎和雄が奇跡のGP優勝! 五味隆典はスプリット判定で王座防衛

2006/11/05



DSE
「PRIDE武士道-其の十三 -
PRIDEウェルター級GP2006 決勝戦」

2006年11月5日(日)神奈川・横浜アリーナ
開場15:00 開始16:00


▼メインイベント PRIDEウェルター級GP決勝戦 
三崎和雄(日本/GRABAKA)
判定 2−1
デニス・カーン(韓国/アメリカン・トップチーム)
※三崎がPRIDEウェルター級GP優勝
※フィリオが負傷のため三崎が繰り上がりで決勝進出
 
 フィリオの負傷欠場を受けて準決勝の敗者である三崎が決勝進出。カーンの右肩には大きなテーピングが巻かれている。

 1R、ジャブを突いて距離を詰めるカーン。三崎はカーンの左フックに合わせて組み付くが、カーンはテイクダウンを許さない。三崎が内股から突き放して前蹴り。これがローブローになり、一時試合が中断となる。

 カーンは体を沈めて右ストレート、右ロー。三崎は右ストレートを返す。三崎は左フックから右ストレート。カーンは下がりながらも両足タックルでテイクダウンを奪う。三崎はカーンの頭を引きつけてディフェンス。カーンは体を起こしてパウンドを打つが、三崎は蹴り上げからカーンを三角絞めに捉える。カーンはバスターで三崎をマットに叩きつけて、パスガード。上四方からヒザ蹴りを打つ。三崎は必死に足を入れてガードに戻して、ブレイクを待つ。

 右ローを蹴るカーン。再び三崎のパンチに合わせてタックルっでテイクダウンを奪う。三崎の蹴り上げに合わせてパスガードするカーンだったが、三崎も亀になった立ち上がると右ストレートで前に出る。

 これでたまらず下がるカーン。三崎はカーンのタックルをがぶって4点ヒザ蹴りを連打。カーンは立ち上がるものの、三崎が右ローに合わせて右ストレートを打ち込む。

 2R、カーンが右ストレートから左フック。三崎もローを出すが、カーンがすかさずタックルでテイクダウンを奪う。カーンは頭を三崎の体につけてインサイドガードから細かくパンチを打つ。担ぎパスを狙うカーンだたが、三崎が足を入れて立ち上がる。

 するとここでも三崎の右ストレートが当たり、カーンがたまらずタックル。三崎はそれを切って4点ヒザ蹴り。立ち上がったカーンに三崎が右ストレートを当てると、カーンがフラッシュダウン気味に倒れる。カーンはガードからオモプラッタ、腕十字! 三崎は腕が伸びるものの、立ち上がってそのままカーンの顔面を踏み付け、腕を引っこ抜く。

 そして亀になるカーンにヒザ蹴りを打つ三崎。カーンも必死になってこれから逃げると、大歓声の中で乱打戦に。カーンが右アッパーから左フックを返せば、三崎も右ストレートを打つ。そのまま試合は判定となるが、軍配は三崎に上がる! 準決勝でフィリオに敗れた三崎だったが、フィリオの負傷欠場からチャンスを掴み、強豪カーンをやぶって奇跡のGP優勝を果たした。




▼セミファイナル PRIDEライト級タイトルマッチ
五味隆典(日本/久我山ラスカル/王者)
判定 2−1
マーカス・アウレリオ(ブラジル/アメリカン・トップチーム/挑戦者)
※五味が初防衛に成功

 1R、ジャブを伸ばす五味は右に左にと構えをスイッチする。タックルの機会をうかがうアウレリオもジャブを出す。五味が圧力を掛け始め、アウレリオが後退を始めた。

 アウレリオの左ローに右フックを返そうとする五味。アウレリオは右のインロー。そして、右のハイキックからアウレリオがタックルに入ったが、五味はこれをかわして猪木×アリ状態に。

 五味はアウレリオの足に蹴りを連発、ブレイクとなる。長い睨み合いのあと、ローを空振りしたアウレリオが倒れるが五味は付き合わない。圧力を掛けていく五味。アウレリオのローには右フックを合わせる。再びの探り合いとなり、両選手にグリーンカードが提示された。

 右に左にと構えを変えてジャブを出す五味、アウレリオもジャブを出す。五味が右ローを三連発! アウレリオがコーナーに詰まる。そこへ五味の右ロー、アウレリオがタックルに入って五味を引っ繰り返したが、同時にゴングが鳴った。

 2R、圧力を掛けていく五味にジャブを出すアウレリオ。五味は右ロー、アウレリオも右ローを返す。近付く五味にアウレリオのジャブ、五味が出るとアウレリオがタックルに行くもこれは五味が切った。前に出る五味、ボディへパンチを放つ。

 しかし、次の瞬間、ローキックを放ったアウレリオがすぐにタックル。テイクダウンに成功した。アウレリオの左腕を固める五味は、アウレリオがポジションを入れ替えようとしたところで五味が立ち上がる! ボディからストレートを叩き込む五味、アウレリオのタックルを切って寝ているアウレリオに蹴りを叩き込む。

 スタンドに戻り、右ローからアウレリオのタックルを切って蹴り。もう一度スタンドになり、アウレリオのジャブに五味が強烈な左ミドル! ここでゴング。

 判定は一人目が五味、二人目がアウレリオ、そして三人目は……五味! 判定2−1のスプリットで五味が初防衛を果たした。

「今日はありがとうございます。長い興行だったのでKOしたかったけど、勝ちに徹してしまいました。何とかリベンジできたのは皆さんのお陰です。2年前にここでデビューして、今日はKO見せたかったんですけど、少し強くなってまた戻ってきます」マイクで喋り終わると、ようやく五味に笑顔が戻った。


▼第10試合 ライト級ワンマッチ
青木真也(日本/パラエストラ東京)
一本 1R3分57秒 ※三角絞め
クレイ・フレンチ(米国/Reinhardt Mixed Martial Arts)

 1R、右ローを蹴る青木。フレンチはそこに左ストレートを合わせる。タックルから組み付いて引き込んだ青木は、ラバーガードからフレンチの両腕が入っているまま、足をクラッチ。

 変形の三角絞めでフレンチを捉えるとそこに掌底と鉄槌を落とす。

 これは逃げられた青木だったが、スタンドの状態からテイクダウンを狙いつつ、再び引き込むと一気に三角絞め!

 ガッチリと極めた状態でフレンチの顔面を殴る青木。最後はそのままマウントポジションを取る形でフレンチからタップを奪った。

 試合後、青木はリング下で試合を観戦していた、当初対戦相手だったギルバート・メレンデス(アメリカ)をリングに呼び込み「大晦日に俺と楽しい試合をしよう」と対戦を要求。メレンデスもそれに構える姿勢を見せた。


▼第9試合 ライト級ワンマッチ
石田光洋(T-BLOOD)
判定 3−0
デビッド・ビエルクヘーデン(スウェーデン/ブラジリアン・トップチーム)

 1R、探り合いから手を出していくのはデビッド。ハイキックやフックを繰り出していく。デビッドに攻めムードが見えてきたところで、石田が絶妙のタイミングでタックルに入る。

 デビッドのヒップスローをかわして片足を超えた石田はすぐにもう一本超えてパスするも、すぐにガードへ戻されてしまった。しかし、石田はもう一度パスにチャレンジ、今度はサイドへ回ることに成功する。

 リバーサルしたいデビッドをしっかりと抑え込む石田。両者よく動いてガードとパスの攻防が繰り広げられる。ハーフのデビッドの腕をアームロックに固めようとする石田。

 サイドについてパンチを入れ、ブリッジで逃れようとしたデビッドの動きについていきながらしっかり抑え込む。返そうとするデビッドとキープする石田。サイドからのヒザを石田が入れたところで初回終了。

 2R、やはり両者は距離を保ってグルグルと回る。石田のタックルにデビッドがヒザ蹴りを合わせたが、石田はそのまま押し込んでテイクダウン。ハーフのデビッドの腕を獲ってアームロックを狙うがこれは失敗。石田がボディへパンチを見舞うと、デビッドは“もっと打って来い!”と挑発、石田は顔面へのパンチを放っていく。

 そしてパスしてサイドへ。残り20秒、石田がパウンドのラッシュを仕掛ける。上半身がエプロンに出てしまったデビッドだが、石田に打ち返してパンチの応酬が繰り広げられた。判定はデビッドに全くいいポジションを取らせなかった石田。

「今日、判定が多い試合が続いてますけどこれもPRIDEのハイレベルな攻防の末の判定なので、応援宜しくお願いします」とこれまでの試合もフォローする石田君であった。



▼第8試合 無差別級ワンマッチ
美濃輪育久(日本/フリー)
判定 3−0
マイク・バートン(アメリカ)

 1R、いきなりタックルでテイクダウンを奪った美濃輪。ハーフガードからパスを狙うものの、バートンは驚異的なパワーで美濃輪の体を跳ね除ける。下になった美濃輪は脇を差して立ち上がると、片足タックルで再びテイクダウンを奪う。

 中腰からパンチを落とす美濃輪は膝でガードを割って足を一本抜くと、足と腕を狙いながらマウントへ。そこから腕十字へ行く美濃輪。一瞬、腕が伸びたものの、バートンは体を反転させて腕を抜くと、足関節を潰して左の拳で鉄槌! バックマウントからゴツゴツとパンチを落とす。美濃輪はインサイドに戻して、再びハーフガード、マウントとポジションを移行する。

 ここでも腕十字を狙う美濃輪だったが、体格差からかバートンの腕を伸ばすことが出来ない。逆に流れでいいポジションを取るバートンが左の連打。美濃輪が立ち上がってスタンドになると、ここでバートンのゴールデンレフトが炸裂! 

 何度もバートンの左の拳が美濃輪の顔面とボディを捉えて、美濃輪はダウン気味に力なくマットに崩れ落ちる。何とかラウンド終了のゴングを聞いたものの、美濃輪のダメージは大きい。

 しかし2Rが始まるとすぐに美濃輪の右フックがクリーンヒット! さらに美濃輪は左ボディから右フックを二発! これで巨漢のバートンをぐらつかせる。このまま美濃輪の逆転勝利かと思われたが、バートンが強烈な膝蹴りとゴールデンレフトで反撃。

 その後も両者フラフラになりながら、パンチを繰り出すプロレスラーらしい試合を展開し、美濃輪が予想外の大苦戦の末、何とか判定で勝利した。




▼第7試合 ウェルター級ワンマッチ
菊田早苗(GRABAKA)
判定 3−0
ジョン・フランソワ・レノグ(フランス/フリー)

 1R、タックルの圧力を掛けていく菊田はコーナーへ追い詰めたレノグへ両足タックル。テイクダウンすると、しがみつくレノグを持ち上げて叩きつける。抑え込みながらパスを狙う菊田、足を引き抜いてサイドへ回り、ヒザ蹴りを顔面へ突き刺す。一度はガードに戻された菊田だが、コーナー際で腕十字へ!

 ところが、レノグはこれを引き抜くと踏みつけとサッカーボールキック! 菊田は下からの足関節を狙い、嫌がって逃げるレノグに組み付くと再びテイクダウン。パスを狙い、腕を獲りに行くがレノグが上になる。菊田は両足でレノグを浮かし、オモプラッタを狙うが失敗、立ち上がって踏みつけてくるレノグに足首固めに行ったが、これも失敗。

 上から殴りつけにいくレノグ、菊田は足を取りながらレノグの顔面を蹴り、すぐに膝十字! 立ち上がって上になった菊田は抑え込みながらパス狙い、レノグが立ち上がろうとするとフロントチョークの体勢になり、足を掛けて倒そうとするもレノグが上になった。

 2R、レノグの蹴り足を掴んでテイクダウンに行こうとした菊田だが、首相撲に捕らえられて失敗。離れ際に左右フックをもらい、棒立ち状態となる菊田! 一方的に打たれて危険な状態になるも、何とか組み付いてテイクダウンに成功した。菊田は一呼吸置いてマウントを奪取、レノグが背中を見せるとチョークを狙いにいくも振り落とされ、コーナーでヒザ蹴りとパンチをもらう。

 両者スタミナ切れ。菊田はレノグのパンチに両足タックルでテイクダウンし、ハーフのレノグへパンチを落としていった。レノグが立とうとしたところで試合終了。菊田が辛うじて勝利を収めた。



▼第6試合 ライト級ワンマッチ
ジョー・ピアソン(アメリカ/ミレティッチMA)
一本 1R0分54秒 ※フロントネックロック
前田吉朗(パンクラス稲垣組)

 1R、ワンツーで前に出るピアソン。前田はそこに合わせて両足タックルを仕掛けるが、ピアソンを前田の首を取ってそのまま引き込む。腰を切ってパスを狙う前田。

 ピアソンはそれを落ち着いてガードに戻すと、背筋を使って一気に絞り上げる。するとここで前田がタップ! クレイジーホース戦の悪夢を払拭しようとした前田だったが、再び悪夢を見る結果に終わった…。



▼第5試合 ライト級ワンマッチ
ルイス・ブスカペ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
判定 3−0
帯谷信弘(日本/木口道場レスリング教室)

 1R、前蹴りの応酬からブスカペが左右フックの見せパンチからタックル。ロープの反動を利してブスカペがテイクダウンを奪う。ブスカペは肩で顔を押しながらハーフガードから片足を引き抜こうとする。

 下からテンプルを狙ってパンチを出す帯谷、ブスカペもパンチを返してサイドへ回った。マウントを奪いに行ったところで帯谷が両足でブスカペを浮かせる。そのまま逃げようとした帯谷だったが、ブスカペは首に腕を回して四点ポジションからのヒザ蹴り。再び上を奪う。

 立ち上がろうとした帯谷の両足を掬ってテイクダウンするしつこいブスカペ、帯谷は股を持ち上げて上を奪い返して立ち上がろうとするも、またブスカペがタックル。

 帯谷が切っても切ってもタックルを仕掛け、ついにテイクダウンに成功。帯谷が潜り込むとブスカペはスピニングチョークの体勢に入ったが、帯谷は抜け出してスタンドに戻ることに成功した。

 殴りかかる帯谷、自ら寝るブスカペ。帯谷はガードの中に飛び込んでパウンドを見舞っていく。下からの腕十字を仕掛けていくブスカペ、帯谷が嫌がって立とうとすると覆い被さって四点ポジションのヒザからスピニングチョークを狙う。

 脱出すると右のパンチを放つ帯谷、ゴングが鳴っても殴り続けようとしたためレフェリーが飛びついて帯谷を制止する。流血し、ニヤリと笑う帯谷。

 2R、開始同時とタックルに行くブスカペ、帯谷は必死に堪えるがブスカペは何度も倒しに来る。一度離れてもパンチを放ってすぐにタックルへ入るブスカペ。テイクダウンに成功し、抑え込む。

 ブスカペがパスを狙って来たところで体を浮かせて返した帯谷は中腰になってパウンド、手首を掴んでくるブスカペの腕を切ってパウンドを叩き込んでいく。

 下から腕を手繰り寄せて十字を狙うブスカペに、なりふり構わずパンチを叩き込んでいく帯谷! 立ち上がると追いかけていく帯谷だが、勝負をかけた右にブスカペがタックルを合わせたところで試合終了。

 終始、自分のペースとスタイルで闘い続けたブスカペが、判定で勝利を収めた。



▼第4試合 PRIDEウェルター級GPリザーブマッチ
ムリーロ・ブスタマンチ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
判定 3−0
ユン・ドンシク(韓国/高田道場)

 1R、ドンシクが組み付くと、ブスタマンチはクローズガードで引き込む。ドンシクがイノキ・アリ状態からパンチ。インサイドになるとブスタマンチがギロチンで首を捉える。

 そしてドンシクのパンチに合わせてすかさず腕十字! 裏十字のような態勢でドンシクの腕を伸ばそうとするブスタマンチだったがロープ際だったため、動きが止まりブレイクとなる。

 ドンシクのタックルに対しギロチンを狙うブスタマンチ。今度はドンシクをロープにつめて足をかけてテイクダウンを奪う。ドンシクはパスを狙うブスタマンチの脇を指して体を浮かすと、イノキ・アリ状態に戻す。

 そしてブスタマンチを下から蹴って上のポジションを奪い返した。ここでブスタマンチはオモプラッタ、三角絞め。立ち上がったテイクダウンを奪うとハーフからマウント、亀になるドンシクに腕十字を仕掛けたところで終了。

 2R、テイクダウンを奪われたブスタマンチはイノキ・アリ状態から足を絡めて、ドンシクの体を後ろにバランスを崩してハーフガードで上を取る。亀になるドンシクに十字を狙うブスタマンチ。

 ドンシクは頭を上げてブスタマンチを前に落として上を取り返す。しかしここでも先に関節技を仕掛けるのはブスタマンチだ。ガードからすぐに腕十字を仕掛けるなど、最後まで完全にドンシクをコントロールし続けた。



▼第3試合 ウェルター級GP 準決勝戦 1R10分・2R5分
デニス・カーン(韓国/アメリカン・トップチーム)
判定 3−0
郷野聡寛(日本/GRABAKA)

 1R、ジャブを伸ばす郷野にカーンもジャブを突く。郷野の左インロー、カーンはワンツーで突っ込むも郷野はガードしながらサッとかわす。距離を詰めるのはカーン、右から左のフックを返す。

 コーナーへ追い詰めたところで飛びヒザ蹴り! すぐに組み付く郷野。離れてすぐ、カーンが放った左ローが郷野の急所を直撃してしまった。インターバル。

 再開後、カーンがバックブロー、飛び込むような左右フック。郷野もバックキック、ローキックを放つ。お互いに間合いを取り合う緊張感のある展開が続く。郷野の右ローにカーンが右のパンチを合わせ、郷野が転倒。

 カーンはパンチを落としながら郷野のガードの中に入っていく。最後へパスするカーンだが、腕を獲りに来た瞬間、郷野が脱出に成功! 残り時間1分でカーンの右ストレートがヒット、一気に詰めていくカーンだが、郷野はローで距離をとる。

 2R、カーンのミドルキックがクリーンヒット、右のボディも入る。郷野は右のクロスから右のボディ。郷野が圧力を掛け始めるが、またしても郷野のローにカーンが右を合わせて郷野を転倒させる。

 残り時間1分、カーンがパウンドに出る。当たってはいないが、印象はいい。そのままカーンが上になったままゴングとなった。大きな差はなかったが、全体的に攻めていた印象のあるカーンが判定で勝利した。



▼第2試合 ウェルター級GP 準決勝戦 1R10分・2R5分
パウロ・フィリオ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
一本 1R9分43秒 ※腕ひしぎ十字固め
三崎和雄(日本/GRABAKA)

 1R、ジャブをつく三崎。右のボディ、左フックと果敢にパンチを出していく。しかしフィリオがタックルから組み付いて強引に投げてテイクダウン。フィリオは丁寧に足を一本ずつ抜いてパスを狙う。

 三崎の上半身を固めてもう一本の足を抜こうとするフィリオ。粘る三崎だったが、フィリオは三崎のブリッジに合わせてマウントへ移行する。

 上半身を起こしてパンチを打つフィリオ。三崎も体を動かせて何とかディフェンスするものの、フィリオはしっかりとマウントをキープし、三崎のガードの間からコツコツとパンチを落とす。

 そして最後はきっちりとそこから腕十字! テイクダウンからパスガード、マウントを取って腕十字というベーシックなテクニックでフィリオが三崎からタップを奪った。




▼第1試合 PRIDEウェルター級GPリザーブマッチ
ケガール・ムサシ(オランダ/レッドデビル・インターナショナル・ジュロージン)
判定 3−0
ヘクター・ロンバード(ハバナ/吉田道場)

 1R、ゴングと同時にヘクターがタックル、反応したムサシだがそのまま押されていきテイクダウンを奪われた。ヘクターはインサイドガードからパンチ、ムサシも下からパンチを返していく。肩固めを狙うヘクター、ムサシはヘクターの動きに合わせて上を奪い、立ち上がっての踏み付けを狙っていくがヘクターはヒールホールド。

 これをディフェンスしたムサシがバックマウントからパンチを振り下ろす。そしてチョーク狙い。四の字ロックにヘクターを捕らえて徐々にヘクターのアゴを上げていく。ヘクターはムサシの右腕を潜りながら体を反転させようとするが、ムサシはポジションを変えさせない。長い時間が過ぎ、ブレイク。

 スタンドに戻るとムサシはハイキックとローキック、ヘクターは強烈なパンチを狙っていく。ムサシは首相撲からのヒザ、離れ際のハイキック。ヘクターはムサシが組み付いてくるとアッパーを繰り出す。打ち合いからヘクターがタックル、テイクダウンするもムサシはクロスガード。ここでゴング。

 2R、出会い頭にヘクターが転倒、すかさず踏みつけにいくムサシ。そのままマウントを奪いに行き、転がって逃げようとしたヘクターのバックマウントを奪う。しかし、1Rと同じ展開になりブレイク。スタンドに戻ると激しくパンチで打ち合う両雄。

 ムサシはミドルキック、ヒザ蹴りを交えていくもヘクターがパンチ力で押していく。前に出るのはヘクター、ムサシは下がる。かなりスタミナが切れている。ヘクターが右フックを空振りしたところで、首を奪ってバックに着いたムサシ。そこでゴングが鳴った。

 

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