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【Giグラップリング】This is Kumiwaza !! Giグラップリングは、名勝負の宝庫

2006/10/09


 昨年、ビル・クーパー&ジェフ・グローバーのパラゴン柔術勢が旋風を巻き起こした、IFプロジェクト主催プロ・ノーギグラップリング興行『Giグラップリング』。今年は日本のトップ組み技師が8名集まったライト級ジャパントーナメント、日米注目のグラップラーのそろい踏み、4人参加のミドル級ワールドトーナメントが開催された。

 ADCC日本代表、柔術黒帯、ノーギ・トーナメント優勝者、サンボ日本王者ら、錚々たるメンバーが参加したライト級トーナメントは、佐々幸範が優勝。一方、ミドル級トーナメントを制したのは、杉江アマゾン大輔。総合プロデビュー以来負けなし、日本記録更新中の中村K太郎、ノンストップ=カリフォルニア柔術の申し子ビル・クーパーを下しての価値ある優勝となった。

IF-PROJECT
「Giグラップリング2006」

2006年10月9日(月/祝)東京・ディファ有明
開場16:00 開始予定17:00

<全試合結果>

▼第12試合 Giグラップリング2006 ライト級トーナメント 決勝
佐々幸範(パラエストラ東京)
ポイント 2−0
門脇英基(和術慧舟会東京本部)

 2試合連続、相手にポイントを奪われた直後にカウンターでチョークを極めた門脇に対し、まず佐々は引き込んで、下からゆっくり体勢を崩しにかかる。柔術ではあまり見られない動きで、勝ち進んできた極め重視の慧舟會スタイルの門脇だが、佐々のまるで道衣のズボンがあるような手足をつかったからみに、なかなか攻めに出ることが出来ない。戸惑いがあるのか、1回戦や準決勝のように思い切った攻めに出られない門脇の隙をつくように、佐々のリバーサルが決まり2−0。その後、ポイントこそ得られなかったが、最後まで試合のペースを譲ることなく佐々が、ライト級ジャパントーナメントの優勝を決めた。その活躍の場が国外、そして柔術に限られていたためか、実力に見合った知名度を持ち合わせていなかった佐々だが、このトーナメント優勝で、柔術界だけでなく、日本のグラップリングを代表する実力者という風に肩書きが変わることだろう。

 ピュア柔術ファイターの道衣なし、MMA界の実力者集団の極、そしてアグレッシブさでは比肩するもののないカリフォルニア新世代柔術家、それぞれの選手が持ち味を発揮し、そのベースに流れる異なった技術を体力の続く限りぶつけ合ったGiグラップリング2006。ここに、グラップリングの魅力の全てが詰まっていたといっても過言でない、「これぞ組み技の醍醐味」といえる大会であった。


▼第11試合 Giグラップリング2006 ミドル級トーナメント決勝 7分
杉江アマゾン大輔(ALIVE)
ポイント 6−2
ビル・クーパー(パラゴン柔術)

 テイクダウン狙いから、もぐってスイープをみせたクーパー。そのままサイドから攻め、マウントを狙ったが、ここで足を深く入れられリバーサルを許す。その後、徐々にアマゾンのプレッシャーが強くなり、ついにパスをさけて背中を見せたクーパーからバックマウントを奪うことに成功。

 必死に動いて、ポイントを挽回しようとしたクーパーをしっかり固めて、アマゾンがトーナメントの頂点に立った。今後、柔術アジア大会、さらにプロ修斗名古屋大会でもグラップリングマッチに挑むというアマゾン。道衣志向の強い選手ではあるが、プロ修斗で活躍してきただけあり、ノーギでも十分に世界に挑めるポテンシャルを持っている。


▼第10試合 Giグラップリング2006 ライト級トーナメント3位決定戦 7分
徹肌イ郎(和術慧舟会東京本部)
ポイント 5−2
石川祐樹(トライフォース)

 ここでも石川がテイクダウンで先制。徹はリバーサルで返すと、試合は終了間際まで一進一退の攻防が続いた。そして最後の最後でパスガードに成功した徹が5−2で勝利。

 


▼第9試合 Giグラップリング2006 ミドル級トーナメント3位決定戦 7分
中村K太郎(和術慧舟会東京本部)
一本 ※三角絞め
スティーブ・マグダレノ(アメリカ/MAXJiu-Jitsuアカデミー)

 コールの際、Kポーズすら取らないほど、初戦の敗北が響いているK太郎。それでもジャンピングガードから、ハイガードにもっていき、寝技になった瞬間に三角絞めへ。必死に粘るマグダレノだったが、態勢が完全に下になり、三角マウントの状態で締め付けられるとタップした。


▼第8試合 Giグラップリング2006 ライト級トーナメント 準決勝
佐々幸範(パラエストラ東京)
ポイント 9−2
徹肌イ郎(和術慧舟会東京本部)

 大会ベストバウトは、一瞬の気も抜けない極め、ポジショニング、テイクダウン、そして精神力を使い果たす総力戦となった。まずはキューピーちゃんの姿で入場した徹が、テイクダウンを奪う。佐々は流れのなかでヒザ十字に入り、アドバンを奪う。

 足関節の攻防は、どちらが上をとるのかポジションの奪い合いと連動し、佐々がスイープでポイントを同点に。この時点でアドバンで二つ分リードを奪う。中盤から終盤にかけ、佐々の潜りからのしかけで何度も体が中に浮いていた徹が、終盤に場外際にもつれこみながらついにリバーサルを許す。さらに中央でのリスタート後には、佐々は足を抜いてパスに成功。一本しか勝利がなくなった徹が、やや強引に突っ込むところに見事なタイミングでダメ押しのスイープをきめ、9−2で決勝進出を決めた。


▼第7試合 Giグラップリング2006 ライト級トーナメント 準決勝
門脇英基(和術慧舟会東京本部)
一本 23秒 ※スリーパーホールド
石川祐樹(トライフォース)

 初戦同様、試合開始早々にテイクダウンを奪った石川だったが、その直後に下になった門脇がチョークを極めて、一本勝ち。誰もが予想しなかった瞬殺劇となった。


▼第6試合 Giグラップリング2006 ミドル級トーナメント準決勝 7分
ビル・クーパー(アメリカ/パラゴン柔術)
ポイント 6−4
スティーブ・マグダレノ(アメリカ/MAXJiu-Jitsuアカデミー)

 これが噂のカリフォルニア柔術か? 動きを止めることを知らないかのように攻め続けるビル・クーパー。リバーサル、バックを奪いポイントを獲得するが、その後テイクダウンを許す。直後にマグダレノからリバーサルを奪い返すなど、非常に目まぐるしい展開のなか、動きが遅くなりスタミナ切れを起こしたように見えたクーパーだったが、これは相手を油断させるための演技。結局、ゼェゼェという声は出すものの、その勢いを維持したまま6−4で決勝戦進出の権利を手にした。


▼第5試合 Giグラップリング2006 ミドル級トーナメント準決勝 7分
杉江アマゾン大輔(ALIVE)
ポイント 4−0
中村K太郎(和術慧舟会東京本部)

 バックを奪い、拳骨を握った形で頬骨を押し付け、チョークを極める。そんなK太郎スタイルが、アマゾンによって切り崩された。簡単に手首を譲らず、トップをキープした際にはしっかり腕をひきつけて、K太郎の得意とする形に持ち込ませない。

 後手後手に回って、攻撃らしい攻撃を仕掛けることができなかったK太郎から、4ポイントを奪い快勝。K太郎は3位決定戦でKポーズすら見せず、大会終了後にも「もう一度、杉江選手と闘わせてください」と悔しさを露にしたマイクアピールするほど悔しい一敗となったようだ。


▼第4試合 Giグラップリング2006 ライト級トーナメントBブロック1回戦 7分
徹肌イ郎(和術慧舟会東京本部)
一本 3分54秒 ※スリーパーホールド
西林浩平(GRABAKA)

 妖怪人間ベムのコスプレで入場(セコンドは当然のようにベロとベラ)した徹、ADCC日本代表にとって、全国的には無名の西林との対戦はまず問題なくクリアできると見られていたが、西林が大健闘。

 開始早々、テイクダウンを奪われたものの、中盤にはリバーサル、パスとバックマウントで9Pを奪取。7点と大差をつけられた徹は、パスしバックを奪うと、スリーパーで何とか逆転勝利。金星を逃した西林だが、仮に勝利していたとしても、その勝利には金星という表現が似つかわしくない実力者であることを、日本の組み技格闘技界に示したといえるだろう。


▼第3試合 Giグラップリング2006 ライト級トーナメントBブロック1回戦 7分
佐々幸範(パラエストラ東京)
一本 1分6秒 ※膝十字固め
荒牧 誠(アカデミアAz)

 かつてパラエストラで同門だった荒牧と佐々の対戦。引き込んだ荒牧に対し、即その足をとった佐々が、膝十字で一本勝ちを収めた。


▼第2試合 Giグラップリング2006 ライト級トーナメントAブロック1回戦 7分
石川祐樹(トライフォース)
ポイント 18−0
若林次郎(SKアブソリュート)

 試合開始早々、豪快なテイクダウンを奪った石川が、一方的にで若林を攻め続けた。パス、マウント、テイクダウンを繰り返し奪ったポイントは実に18P。若林に攻撃の糸口さえ与えない完勝劇だった。


▼第1試合 Giグラップリング2006 ライト級トーナメントAブロック1回戦 7分
門脇英基(和術慧舟会東京本部)
一本 3分47秒 ※スリーパーホールド
植松直哉(クロスポイント)

 引き込んだ植松に対し、パス狙いの門脇。その門脇を足関節に捉えようとした植松が、リバーサルで2Pを奪った直後、するすると長い腕を植松の首に巻きつけた門脇が、バックに回りこみ、裸絞めで一本勝ちを奪う。

レポート&写真=高島学 Report&Photos=MANABU TAKASHIMA

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