
「立嶋篤史、思い出を挙げればキリがない」が本人の復帰戦での勝利で一段落したので、中断していた「極真空手、思い出を挙げればキリがない」を再開。今回は第23回目。
『ゴング格闘技』で極真空手担当(のようなもの)となって以来、ボクには目標があった。それは1991年を記者として迎えること。なぜかって? それはこの年が、『第5回全世界空手道選手権大会』の開催年だったからだよ、きみぃ。
極真の世界大会は、PRIDEもK-1もDREAMも戦極もなかった時代、格闘技界にとっては唯一にして最大のビッグイベントだった。1989年にゴン格編集部に入ったボクは、当然、4年に一度の世界大会を経験していない。しかし、『パワー空手』のバックナンバーを読み漁ったり、メディア8から発売されていたビデオを見たりと、世界大会に関する知識だけは豊富だった。
もちろん、それ以前にも世界大会を目にしたことはある。テレビ東京で放映されたドキュメンタリー映画『地上最強の空手』と『最強最後の空手』がそれだ。この梶原一騎テイスト満載の映画は、封切り当時大ヒットしたらしいのだが、今見てもかなり面白い。
基本的には世界大会へ向けて特訓を積む各国の様子や強豪選手の紹介、迎え撃つ日本の代表選手たちを追った内容なのだが、香港カンフーからの刺客が出てきたり、「彼はムエタイのチャンピオンである」とのナレーションと共にムエタイからの挑戦者が出てきたりと、空手VS異種格闘技の要素があって面白い。
映画の撮影中に暴漢グループに襲われ……