
毎年、この時期になると埼玉県・三峰での冬合宿取材を思い出す。僕が初めて冬合宿の取材に行ったのは1990年1月。夏合宿はゴン格編集部に入った1989年から行かされたのだが、その年の冬合宿には現役復帰を控えたスーパースター緑健児(現・新極真会代表)が参加したため先輩が行ったので、夏合宿から1年遅れでの初取材となった。
「夏合宿はまだ楽しいけれど、冬合宿はつらいよ〜」とその先輩に聞かされた。遠い、とにかく寒い、祝詞(のりと)の時間がつらい、食事がまずい、などなど…。不安を胸に池袋から特急レッドアローに乗って秩父へ、ローカル線に乗り換えて「お花畑」という駅へ向かい、そこからタクシーで三峰神社へ向かう。雪が残っていて本当に寒い。
とりあえず夏合宿で要領は分かっていたので、宿舎に到着したらまずは本部の内弟子君に横溝隊長を呼んでもらって挨拶。すると部屋に案内してくれたのだが、なんと一人部屋を用意してくれた! これはラッキー。寝るところがなくて押入れで寝た夏合宿とは雲泥の差だ。稽古時間とかのスケジュールは廊下に貼り出されていたので、そこをチェック。とりあえず空いた時間は部屋で原稿を書いていられたので「なんだ、夏合宿よりいいじゃん〜」なんて思っていた。
午後の稽古を終えると、全員で境内の掃除が始まる。たしかこの時、まだ十代だった岩崎達也が参加していて、ほうきで落ち葉やらを掃いているところにカメラを向けるとカメラ目線でニッコリ。立ち話とかもしてすっかり仲良くなった。
それが終わると恒例のマラソン大会だ。